そろばんで脳トレ?右脳開発とは?
そろばんで脳トレ?右脳開発とは?
日本珠算連盟のホームページには
「そろばんで培われる6つのすごい力」として
- 注意深く観察する力
- イメージやひらめきの力
- 記憶する力
- 集中する力
- 情報を処理する力
- 早く聴き、早く読む力
このように紹介されています。
パソコンで「そろばん」と検索しても、右脳開発や脳の活性化の文字をよく目にします。
これは、そろばんが脳に与える影響が科学的に証明されたことで、そろばんのキャッチコピーとして使われるようになったわけですが…
実際、その辺はちょっとイメージしにくいですよね。笑
そろばん=右脳開発にどう結びつくのだろう…
そんな疑問にお答えして、今日はあるゲームで脳の動きを体感していただこうと思います!
そろばん教室で回答の速さを競うクリプトというゲームです。
- クリプトとは?
- 1~6が各3枚
- 7~10が各4枚
- 11~17が各2枚
- 18~25が各1枚
- 合計56枚のカードです
- よく混ぜて、5枚とる。これが計算に使う数字
- 6枚目の数字が答えになる数字(クリプト○○という)
- 計算に使う数字を加減乗除(たす・ひく・かける・わる)を使って、答えになる数字を作る
※ただし、5枚のカードは1回ずつしか使えない。
また、1回ずつ必ず使わなければならない。
文字で説明すると分かりにくいですので、例題を出しますね。
2 5 18 6 13 クリプト 17
回答として、たとえば…
18÷6=3
3×2=6
6×5=30
30-13=17
まとめて式に書くと18÷6×2×5-13=17ですね!
ちなみに、お気づきのかたもいらっしゃると思いますが、答えは1つではありません。
ほかの式でも17を作ることは可能です。
18÷6=3
3-2=1
5-1=4
4+13=17
まとめて式に書くと5-(18÷6-2)+13=17です。
このように、答えは1つではないので少しでも早くひらめいて、式の詳細を説明した人が勝ちになります。
- 加減剰余が決まっていない5つの数字を見て、どうすれば目的の数字をつくれるか。
- そろばんや暗算で何度も計算を繰り返し数字を変化させる。
- スピードを競うために数字に集中し、人に説明するために式を整理する。
そろばん教室では、決められた式を計算をするだけではなく、数字の変化や新しい数字の作り方なども学びます。
そろばんで足し算をすると数字は左に進み、引き算をすると右に進むことなどに触れ、通常の問題でも本当は目に見えない数字の変化を実感しイメージする力も伸びるのだと思います。
いかがですか?なんだか頭の中がもわもわしませんか?
(これもまた個人的な表現ですが…笑)
はじめに話した、そろばんがなぜ、観察・ひらめき・記憶・集中・処理・聴く読むに繋がるのかを何となくでも理解していただけたら幸いです。
ご家庭でも一度、25以内のランダムに記入した数字で試してみてください。
そろばん教室ではこのようなゲームも取り入れて学習しています。