そろばんの名称について
そろばんの名称について
そろばんの名称について説明します。
先日、そろばんのお手入れの話で竹芯についてお話しましたが、
竹芯とはそろばんの珠(たま)が通っている竹の軸のことですね。
そろばんの周りの黒いふちの部分は「枠(わく)」と言いい、
上の珠は0または5を表すため五珠(ごだま)、下の珠は0から4までを表すため一珠(いちだま)と言います。
これらを組み合わせると1桁で0から9までの数字を表すことができます。
また上の珠と下の珠の白い区切りを「梁(はり)」と言い、
4桁ごとに梁にある黒い点を「定位点(ていいてん)」と言います。
この定位点は、そろばんを学ぶ上で基本の点ですので覚えておきましょう。
ところでみなさんは、NHKのEテレで放送されている「デザインあ」という番組をご存知でしょうか?
その中に「解散」というコーナーがあります。
これは、身の回りにあるモノを分解するユニークなコマ撮りアニメです。
その中でそろばんと電卓を分解している回がありましたので載せますね。
そろばんがバラバラになり、仕組みがよく分かると思います。
柿田塾にも珍しいそろばんがありました。
一珠が5つありますね。
これは、昔中国から伝わった「五珠2つに一珠5つ」のものを改良したものだそうです。
「五珠2つに一珠5つ」の使い方は、1桁で0から15までを表せるもので、中国では「16進法」十六両で一斤という単位の仕組みがあったためだそうです。
なんだか、見た目以上に難しい話になりそうなので
今日はここまでにしますね。笑